その漢字はJIS第〇水準?それとも外字?

2020年4月20日

緊急事態宣言まっただ中、皆様コロナ禍で日々大変な思いをされていらっしゃると思います。
不要不急の外出禁止で大好きな休日の外食を控えているスタッフMです。

最近よく目にする「コロナ禍(か)」の「禍」という文字、あまり普段見かけることが無い文字ですが、
実は常用漢字(JIS第1水準)で人の名前にでも使って良い文字って知ってました?
「禍」(か、わざわい、まが)と読み、個人的には名前に使えても使うのはちょっとどうかな?と思いますが、
「口は災いの元」とか「災い転じて福となす」といった言葉の「災」の部分も元々は「禍」の文字を使っていました。

そんな「禍」という文字はJIS第1水準(2965字)に含まれるのでパソコンで変換すると普通に変換に出てきます。
しかし、旧字体は「ネ」の部分が「示」でJIS第3水準のため入力したいと思っても環境によって普通には変換できないことが多いのです。
意外なところでは、魚の「ホッケ」は漢字で書くと「魚」へんに「花」と割とシンプルな漢字ですがJIS第4水準のため、やはり環境によって普通には変換できない場合が多いのです。
パソコンで変換しずらいから漢字自体はシンプルなのに様々な媒体の表記はカタカナが一般的なんですね。

弊社でも受託作成時に旧字体のお名前での印字をご依頼頂くことがたまにありますが、
漢字コードに存在しない文字であっても外字などを使って基本的には無償でご対応させて頂いております。
もし、ご要望がある場合はご注文時にご指示ください。

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